女性にモテるのは難しくありません

「婚活あるある」から学ぶ婚活成功術

モテない男の汚名を見事脱ぎ捨てたNさん(40歳代 男性)

キャップをかぶり眼鏡をかけてパソコンをいじる男性Nさんは「妻と子供3人の家族を持ちたい」という願望があり、様々な婚活方法を実践しながらも婚活歴4年で未だ未婚の男性でした。

彼は、私がソムリエと主催する「参加資格・独身」のワインパーティーに参加してくださったことで知り合いました。

彼の第一印象は「オドオドしているような目つきで自信がない」「人と関わるのが苦手な煮詰まったオタク」でした。(写真は実物ではありません。また通常のオタクなら、むしろ婚活ではモテることがあります。オタクを否定はしていません)
とっさに「結婚は難しい、かなり重症だ」と感じました。

後日、彼から「私の結婚コンサルティングを受けたい」と連絡があり、私は彼と会うことになりました。

Nさんの心の闇

話してみると、やはりワインパーティーでの第一印象通りのNさんでした。
「20歳代の若くてかわいい子と結婚して子供は3人は欲しい」
自分は40歳を超えているくせに、オドオドした目つきを輝かせてNさんは言いました。そして
「僕は生まれてこのかた一度もモテたことがない。女性にはバカにされたことしかない。女性は嫌いだ!」
面談する渡辺と言い放ちました。オドオドした目つきは、この辺りが原因だったようです。

ここでは企業秘密ですので述べませんが、私は率直な意見を包み隠さずに申し上げました。
そして、Nさんに合う女性像もお伝えしました。
Nさんは、半分だけ納得したような表情でしたが、決心したように力強く、
「渡辺さんのお世話になりたいです!どうかよろしくお願いします!」
と、頭を下げたのでした。

本当は男らしいNさん

早速、私はNさんの結婚コンサルティングを始めました。

スーツが決まっているビジネスマンNさんと関わっていくうちに、仕事に対しては大変熱心で、人に対しても誠実で、意外と(?)男らしい方だということがわかってきました。
そして、妙なプライドもなく、人の話はきちんと聞く姿勢もあり、思ったことは正直にお話ししてくださいます。
謝るときには「すみませんでした」、感謝の気持ちも「ありがとうございました」ときちんとお伝えしてとても感じもよいのです。
そして、強い責任感もあります。「僕が結婚できなくても渡辺さんのせいではないです。僕の責任です」と、時々おっしゃっていました。

そして、なぜNさんがなかなか結婚できないのかも同時にわかってきたのです。

それは、彼が女性に対して男性の感覚で行動し、女性を理解せずに接しているからでした。
また、女性の気持ちを無視して「こーしたい」「あーしたい」ばかりが先立っているのです。
(これまでモテなかったから仕方ないのですが)

これは、「婚活あるある」なのです。そして、婚活が上手くいかない理由の王道です。
殆どの婚活では、お互いの本当の内面を見る前に、上記が原因でサッサと終わりを告げてしまうのです。
そして「いい人いない…」と疲れてしまうのです。

そうなるのも当然です。

それではどういう気持ちでいればよいかというと、結婚したら奥さんや子供には「こーしてあげたい」「あーしてあげたい」です。既婚者で幸せそうにしている男性にこの話をすると「そんなの当り前じゃん!」と言います。

婚活の立て直し

専属のファッションコーディネーターにNさんのことを事細かに伝え、お見合い用デート用のお洋服をコーディネートし、専属のカメラマンが、Nさんの良いところを引き出したお見合い写真を撮影しました。
そして、私が書いたNさんのプロフィール文をと共に、お見合いシステムに登録しました。

白い籐のテーブルと椅子のあるラウンジモテなかったNさんに、お見合いのお申し込みが何件かあり、またNさんが申し込んだお見合いも何件か成立し、いきなり一日でお見合い3件のをこなすという、婚活のスタートを切りました。

私は、お見合い前日に彼と会い、事細かに指示をし、一人一人の女性に対してどのように対応したらよいかをお伝えしました。

それまでの彼は、これはいけないと思うことを包み隠さずにアドバイスをすると
「そこまでしなくてはいけないのですか?」
「結婚は考え過ぎないほうが良いと思います」
「あまり言われても頭に入りません」
と、4年も結婚できなかったのに、改心する必要がないと思っているようでした。
男性版の「白馬に乗った王子様を待つ」タイプかもしれません。
今まで誰ともうまくいかなかった自分を、ある日突然大好きになってくれる20歳代の女性が現れると期待しているのです。

しかし、いきなりお見合いが成立し始めたことで、少しづつ私のアドバイスを受け入れるようになっていました。

やっと本当の婚活スタート

お見合いの結果は、なんと3件中2件が良いお返事でした。
お断りされた1件は、一番最初のお見合いで、緊張のあまりにアドバイスの半分以上をしくじってしまったお見合いでした。

エッグベネフィクトとオレンジジュースのランチしかしながら、いよいよお二人の女性との交際の始まりです。
まずは「お友達交際」ということで、複数の方と交際を同時進行することができます。
その中で「結婚を前提として交際したい」というお相手が決まったら、その方お一人に絞って本格的な交際となります。

私は、デートの約束の仕方からアドバイスをし、デートでの振る舞いも事細かにアドバイスをし、もちろんお店についてもアドバイスをし、まず二人のうちのAさん(仮に女性をAさんとBさんとします)とランチデートとなりました。

Aさんとのランチデートが終わると、すぐに彼から報告がありました。それは
「退屈させてしまったかもしれない」「表情が硬かった」などの、自信のない内容でした。
しかし、2度目のデートにつなげることができました。
しかしNさんは、2度目のデートの後「もうこれでお断りされると思います」と私に報告してきたのです。
「また退屈させてしまったと思う」とのことでした。

モテる男性とは女性に受け入れられる男性

翌日、Aさんのお仲人さんから連絡がありました。それは、とても嬉しい内容だったのです。

「Aは、Nさんのことを、仕事でも趣味でも物怖じすることなく挑戦する男らしい素敵な方だと申しております。今後ともどうぞよろしくお願いします」

Nさんの心配は外れ、AさんはNさんの良いところをきちんを見てくれていたのです。

女性にひっぱたかれる男性婚活に失敗する男性は、女性とすぐに距離を縮めようとします。
そして、すぐに手をつなごうとしたり、肩に手を添えようとしたりします。いわゆる「ボディータッチ」です。
「結婚したら」と話してみたり、住んでいる家の最寄り駅を聞こうとしたりもします。
さらに気持ちを緩めてしまい、彼氏気取りになってしまい、遅刻などの失態を平気でさらしたりします。
もっとひどいと、「細かいお金がない、どうしよう」などとレジ前でオロオロして女性に払わせた男性もいました。(細かいお金って必要なのでしょうか?)
寒い中をただ延々と歩かされ、上司の愚痴を聞き続けるだけの初デートをさせた男性もいました。(女性は風邪をひき体調を崩しました)

海が見える丘で考えごとをする女性お友達交際では、男性は浮かれ気分でお酒でも飲みに行こうと言い出すか、なるべくお金を使わないでせこいデートをしようとしたりしますのが、女性はとても慎重です。
結婚するに値する、真面目で誠実で優しい男性なのか、きちんと見ているのです。
子供を産んだら、男性は精神的にも経済的にも支える覚悟を持ち、女性は安心して子育てができるのか。
男性のように、恋人になって早くイチャイチャしたいなどとは微塵にも思っていないのです。
むしろそのような男性を警戒して、疑わしければすぐにお断りします。
このことを男性の知り合い数人に話すと「嘘だー!あり得ない!女性がおかしい!」と言うのです!!
しかし、モテる男性というのは、この女性心理をしっかり心得た上で接しているのです。(知り合いの男性はモテなくて悩んでいました)

ですから、まず女性が安心して会うことのできるという対象にならなくてはなりません、
安心して会うことができて初めて、内面的な良いところなどを見つけていくのです。

結婚コンサルタントを始めた頃は「女性が傷付かないで婚活できるように女性を守ろう」と考え、女性中心のコンサルをしておりました。
しかし、会員から呆れるようなお相手の男性の振る舞いばかりを聞き、お相手の男性の今後の婚活の参考になればとお相手の仲人さんに報告したりもしましたが、聞き入れるお仲人さんは半分もいなかったのです。
そこで、私は、男性の顧客を増やし、自分でコンサルティングをしようと思ったのです。
どうしたら女性がお相手の男性をしっかり見ようとしてくれるかを、これまでの女性から散々聞いてきた内容に基づいてアドバイスしています。
背を向けるスーツ姿の男性そこに、「男女平等だ」とか「そんなことを言う女性はこっちが嫌だ」という男性は、100%モテない男性です。
カッコつけていても、女性っ気が無く、どうして自分はモテないのだろうと、本当は寂しいはずです。
一方、モテる男性は、当たり前のように心得ています。

最後に

Bさんとは、一度お食事に行った後、なんとNさんの方からお断りをしました。
わがままなところがある女性だったようです。
男性はあくまでも紳士的にふるまえば、それに対する女性の言動でその女性の内面も垣間見えるものです。
ですから、女性に紳士的になることをケチらなくても大丈夫です。
素敵な女性だけに優しく接しようという考えでは、婚活は上手くいきません。

青い空に白い雲にかかる虹個人的に私は、NさんがAさんとハッピーエンドになることを願いたい気持ちではありますが、まだ私と婚活を始めたばかりで、やっとモテ期を迎えたNさんは、もっとたくさんの女性とお見合いをしたいようです。
お見合いやデートでスケジュールがいっぱいになったNさん。
彼が、納得して落ち着くのはどんな女性なのか、彼が再び間違った判断(女性の若さばかりに価値を置く)をしないように、Nさんが本当に幸せな結婚を手に入れるまで、引き続きしっかりとアドバイスをして見守っていきます。

結婚コンサルタント 渡辺智美

結婚の決め手は、もちろんお二人の内面的なものです。
しかし、その内面を見せ合うお付き合いに至るには、「表面的なことでお断りされない」小さな振る舞いが大事なのです。内面を見せ合うお付き合いに至らない人は、本当の婚活をしていません。

両親に挨拶をする花嫁の後ろ姿